成功哲学

地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。

本書は行動の大切さについて書かれた成功哲学書になります。
せっかく学んだことも行動に移さなければ、何もやってないと同じことです。
著者は、銀座まるかんの創設者「斎藤一人」さんです。

本書は、行動をする上で、まず「夢のかなえ方」と「問題解決の方法」について教えています。
「夢のかなえ方」については、自分ができる努力をコツコツと続けていくこと、そして、かなえ方のコツは、夢は大きくせず低く設定すること。
いきなり大きな夢を目指すより、まずはその夢に必要な小さな目標を1つずつクリアしていくことで、成功を繰り返し、次第に大きな夢実現につなげていくということです。
こうすることで、自信がつき勝ちグセがついてきます。
夢実現するためには、成功体験を積んでいく必要があります。

「問題解決の方法」については、問題を共有することが大切であると説明しています。
とても効果的な方法として紹介しているのが、悩みが発生したら第三者の意見を聞き、出てきた意見の中でいちばんいいと思ったものを自分の解決策にするというものです。
自分で答えを探さず、第三者に答えてもらうのがポイントになります。
これには、主観的に考えてしまう当事者と冷静で客観的に考えることができる第三者の意見に大きな差があり、自分だけでは考えれなかったアイディアが加わるメリットがあるということです。
(私も最近だと、仕事で問題が発生した時1日考えてもわからない場合は、周りに意見を聞くようにしています。周りからの意見は案外自分が見落としていた視点も多く参考になることが多いものです)

そして、上記の「夢をかなえること」、「問題を解決すること」をするためにも、必ず必要なことが、「行動すること」の大切さになります。
行動することによって、どんどん魂を成長させていく。なので、行動したけど失敗した、うまくいかなかったからといって、いちいち落ち込んでいてはダメということです。
そこには、行動している自分が成長しており魅力的であるから。
自分の持てる力を出し切って、行動していく必要があります。

斎藤一人さんの本は、タイトルにインパクト強いものが多いです。

成功マインドを身に付けたい方は本書はオススメです。

以下、参考になった部分をピックアップします。
家を買いたいという夢があった場合
・夢をかなえるために仕事もがんばっていると収入も増えて、「加速の法則」が働いてね、数年後には買えちゃったりするんです(P11)

・その夢を目標にして、できることからコツコツやっていると、必ず夢は早くかないます(P12)

・サラリーマンで出世したいなら、まず「主任になるために、こんなに努力した人はいない」って言われるくらい、がんばるの(P17)

・しあわせってキャンドルサービラみたいもので、まわりに分け与えると、まわりも明るくなります。それで、分け与えたからといって、自分に灯ったしあわせの灯りが消えるかというと、消えません(P39)

・人間の脳は使わないと、その部分は退化してしまいます。でも、その部分を使っているとどんどん鍛えられるんです(P52)

・体の筋肉だけじゃなくて、頭にある知識や知恵も、出し切らないと忘れますし、脳も使わないとどんどん衰えます。
本を読んで一生懸命に勉強するのはいいことですが、せっかく学んだ知恵をそのままにしておくと、腐って使えなくなるんです(P93)

・会社でもいろんな仕事がくる。その仕事をクリアする。だからお給料がもらえるわけだよ。
何もしなくて給料をくれるところはありませんし、何もしなくてほめてくれる人や会社もありません。ようは問題を解決することでご褒美が得られるんだよね(P112)

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