成功哲学

あなたの夢を現実化させる成功の9ステップ

あなたにとって「成功」とは何ですか?
そして、成功するにはどうすれば良いでしょうか。

著者は、狭い下町の部屋で8年間過ごし、健康にも悩まされた時期から成功哲学を学び、実際に成功している方々と自分との「違いをもたらす違い」を分析・行動した結果、現在では超有名セミナーを始め、経営コンサルタント、テレビ・ラジオのコメンテーターとしても活躍されているジェームススキナーさんになります。

本書は成功するために必要なエッセンスがわかりやすく沢山書かれておりとても勉強になります。
文庫本で500ページ以上ありますが、あっという間に読み終えると思います。

成功する上での大きなポイントとなるのが2つあります。

ひとつは成功している人との「違いをもたらす違い」を認識することです。自身が目指している分野で成功している人と成功できない人の考え方や行動の違いを把握し、成功している人の行いを明確化させ真似していく必要があります。人間は気づかないうちに、自分の価値観(古い行動・思考パターン)で行動してしまいます。自分の間違った思考パターンのままでいくと今までと変わりませんが、正しいやり方をマスターすれば、結果は必ずつくというものです。

もうひとつが、「快楽と痛みの原則」です。人間心理として、人は無意識のうちに、快楽を求め痛みを避ける行動に出ています。ただし人によってこの快楽や痛みの捉え方が様々であります。たとえば、仕事で功績をおさめることが快楽と感じる人がいる一方で、深夜まで飲み屋で愚痴や悪口を言って憂さ晴らしすることが快楽と感じる人もいます。「何に快楽を連想し、何に痛みを連想するか」(引用)人生の質は、連想の質によって決まります。人生における劇的な変化を望むのなら、まずは連想の質を変えていく必要があります。当然ですが、ダラダラと仕事の不平や不満を酒の場で交わしても人生の質は向上しません。

本書は、以下の構成で成功の9ステップについて紹介しています。

STEP1 心を決める(決断)

STEP2 成功者のパターンを学ぶ(学習)

STEP3 無限健康を手に入れる(健康)

STEP4 自分の感情をコントロールする(感情)

STEP5 望む結果を出す明確にする(目的)

STEP6 時間を管理する(計画)

STEP7 思い切った行動を取る(行動)

STEP8 アプローチを改善させる(改善)

STEP9 ほかの人を自分の夢に参加させる(リーダーシップ)

どの項目も勉強になるところばかりですが、私が特にためになったところは、STEP3の「健康」とSTEP4の「感情」です。「健康」では、定期的なジムに通い、有酸素運動を行なっていることや栄養に留意し水素水、野菜・果物・フレッシュジュースを多く取り入れています。この行いをして6年ほどになりますが、実施前とでは頭の働きが全く違うことを実感しております。(風邪もここ数年ひいてないです)「感情」では、本書のVKAがおススメです。Vは(焦点)、Kは(言葉)、Aは(身体の使い方)になります。前向きな視点、前向きな言葉を使って、できる限り大胆に身体を動かして自分をハイにしていくことです。嫌なことやストレスが溜まった時、ちょっと実践してみるだけでだいぶ違います。周りが気になる方は誰もいない隙に、少しスキップをしてみてください。気持ちの変化に気づくはずです。

夢を実現したい方には絶対にオススメの書籍です。私はもう10回以上は読み直しています。実践して効果があったところも沢山あります。文庫本になってますので、新品でも1000円以下で買えるので非常に手頃です。ちなみに、本書の無料セミナーにも参加したことがありますが、本書に紹介されている一部を実際身体を使って体感していくのでこちらもおススメですね。

https://www.jamesskinner.com/taikens

以下、ためになった部分をピックアップします。
自分の夢に近づくためにあなたが取れる具体的な行動を、今すぐ書き出してみてほしい(P40)「何が」ほしいのか、「なぜ」それがほしいのか、「どのように」それをするのかということに自分の焦点を当て、それに打ち込んでみてほしい(P98)


「習うより慣れろ」である。一回でも難しい決断を下せば、次はもっと簡単に決意ができるようになる(P109)


学習の目的は、「区別」「スキル」「参考材料」を獲得すること(P146)


体内の70%が水分であり、健康になりたければ、水分の多い食べ物を全体の食事の70%にする必要がある。つまり、新鮮な果物、野菜、フレッシュジュース、水である(P211)


三十日間の間、自分の会話からすべての否定的な言葉を追放し、何が起こるか試してみる(P256)


ほしいものを得ていなければ、もっと明らかにすることだ(P286)


勇敢になってもらいたい。人は死ぬ間際になって、やってきたことを後悔するのではない。後悔するのは、やらなかったことである(P393)

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