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5年後の世界は・・・

5年前に比べると今の状況はかなり変わっています。
・元号変更
・消費税10%増税
・働き方改革、同一労働同一賃金
・新型コロナウィルス発生
・東京オリンピック中止
・リモートワークの推進

特に、新型コロナというパンデミックな状況を想像できた人は誰もいないでしょう。

逆に5年後はどうなっているか、こちらも中々想像し難いです。

・リモートワークがどのようになっていくのか。
通常に戻るのか、それともリモートでのスタイルが主流となるのか。

・マスク着用は今後デフォルトになるのか。それともマスク無しが通常になる時が訪れるのか。
など、新型コロナウィルスをきっかけに未来のあり方がどうなっていくのか先が読めない、そんな時代であると感じました。

そんな先が読めない時代だからこそ、現在のトレンドを理解して、未来を予測することは生きていく上で必要だと思います。
今回は、未来予測について、とてもためになる本がありましたので、紹介します。

「2025年を制覇する破壊的企業」

2025年を制覇する破壊的企業 (SB新書)

著者は、大学卒業後、銀行・国際機関へのインターンを経験し、その後東日本大震災を機に、テクノロジー分野での関心が高まりグーグルに入社し、最先端のテクノロジーやサービス、ベンチャー支援に携わってきました。
そして、現在は、DNX Venturesとのベンチャーキャピタルにてベンチャー企業への投資や協業支援などを行なっております。

日本でGAFAと呼ばれる(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)巨大企業を含め多大な成長を遂げている全11社の現在から今後のトレンドや展望について説明し、5年先の未来について予測しています。

今の常識は、未来では非常識になることが十分あり得ます。
そんなことあるわけないじゃんって思ってると、あとあと後悔しかねないので、今世界がどのように動いているのかを知ることと、それに伴ってどんなサービスが発展していくのかを紐解いていくことは、今後生きていく上で非常に便利であると実感しました。

今回紹介している企業は、全てがアメリカ企業であります。
(1社ショッピファイは、アメリカ企業ではありませんが、実質マーケットはアメリカです)

そして、著者はアメリカが今後世界経済の最先端を走っていくと伝えています。

その理由には、
世界中から優秀な移民を受け入れる文化やコンピューターサイエンスにおけるトレーニングが他の国に比べ圧倒的に充実していることが、イノベーションを起こせる企業が多いと説明しています。

個人的には、今後のキーになると思ったのが、サブスクリプションサービスです。
すでにハード製品での買取形式ではなく、期間契約の形式が主流になってます。
物も減り、必要な時に必要なサービス・ものを使うというニーズに対応しており、この移り変わりはますます高まっていくと思います。
サブスクリプションを使いこなせるかで業界や企業の未来が影響していくかと考えてます。
サブスクリプションを新たに導入していくサービスにはアンテナを立ててウォッチしていこうと思います。

本書を読んで、未だ入ってませんでしたが、ストリーム配信では圧倒的地位を誇るNetflixに入ってサービスの感触を味わってみようと思います。
また、必要なスキルとしては、前から気になってたPythonを学びます。

未来予測もそうですが、最先端企業の動向をおさえとく上で本書はおすすめです。
今後流行っていくものについて情報をキャッチできると思います。

以下、タメになった部分をピックアップします。
・これまでのソフトウェアは、使用しているパソコンなり、スマートフォンなり、ハードウェアにインストールして動作していました。
そのためいくら良質なソフトウェアサービスを開発しても、高性能なハードウェアが備わっていないと、広がってきませんでした。ハードウェアに依存していた、とも言えます。(中略)
良質なソフトウェアさえ開発していれば、インターネット環境が整ってさえいれば、ありとあらゆる業界に参入できる時代になったのです(P108)

・生き残っていく企業は、BCP(ビジネスコンティニュイティプラン)、それも20年、30年先の未来を見据えた案を考えていますし、生き残るためには考える必要があります(P134)

・サブスクリプションの特徴は、一度あるサブスクリプションに入会したら、満足していれば顧客はなかなか他のサービスに移らない点です。
つまりこれから企業が生き残るためには、サブスクリプションをいかに早く導入し、同業他社よりも先に顧客をが囲い込むことができるかが重要です。(P231)

・常に新しい情報を学んでいく、世の中のトレンドなどにアンテナを張る。このような姿勢が必要ですし、逆にない人は、いくらスペシャリストであっても淘汰されていきます。(P266)

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