ノウハウ

レバレッジ・リーディング

本日で書評ブログ50冊目になります。
記念すべき50冊目は、私が読書家になったきっかけの本を紹介します。

当時、本書を読んで自分を変えた言葉がありました。

「1500円の本から得た知識は、100倍のレバレッジが効いて、およそ15万円分の利益を生むのです」(引用)

読書は100倍のリターンで返ってくる。
1番身近で格安な自己投資である。
そして、読書は他人の成功体験を短時間で擬似体験できる最も効率の良い方法であると。
当時の私は、非常に衝撃を受け、沢山の本を読もうと決心がつきました。

読書を進めていく上で、試行錯誤した時期もありましたが、今は自信を持って読書は実践すれば何倍もの価値を見出すと言い切れます。

それには、読むだけでなく活かすことが条件になります。

本書では、
読書の効果的なアウトプット(活かし方)方法について説明しています。
いかに、レバレッジ(てこ)をかけて、大きな効果を生むかがポイントです。

本書のアウトプット方法で勉強になった点を紹介します。

・「速読より多読
まずは、たくさんの本にふれる必要があります。
特に読書慣れしてない方は、一冊の本をすべて理解しようとじっくり読む傾向があるようです。
ですが、一冊の中で自分のためになる内容はせいぜい2割か3割というところでしょう。
そのため、大事なのは読むスピードより無駄な箇所を切り捨てるスキルが重要になります。
私の経験上、切り捨てるスキルはたくさんの本を読んでいかないと身につかないので、まず最初はとにかく本を読む習慣をつけるところから始めると良いです。

・「読む目的を明確化
読む前に目的を明確化させていきます。
例えば、「プレゼンテーションスキルを上げるため上手な話し方や言葉遣いを学びたい」、「会社の企画業務を遂行していくために、経営戦略のフレームワークが頭の中ですぐ出てくるようにしていきたい」
など、自分がこの本を読んで何をしていきたいかを決めます
目的が2つや3つあっても良いと思います。(ただしあまりにも多いと中身がぶれてしまうので注意が必要です)
目的を決めたら、自分がマネをできる部分を出来る限り多く見つけていきます。

・「読書後のフォローを充実させる
読んだままで満足させないために、読書後のフォローが非常に大切です。

私が実践している読書後のフォローは以下になります。
・書評ブログを通じてアウトプット
(昔はノートやワードにメモをしていました)
・重要ポイントは付箋を貼り繰り返し読み返す
・勉強になったところは人に教える
・実践した内容を記録し振り返りを実施
・同じような考えを持った人がいないか、書評ブログなどで調べる

私が読書という素晴らしさに巡り会えた、最高の教科書です。
どんな投資より確実な投資は自己投資であり、
本は自己投資の中でもコスパが非常に高いです。

良書に出会えば出会うほど人生が変わっていくでしょう
読書で効果を出したいならぜひ読んでみると良いです。
とてもオススメです。

以下、タメになった部分をピックアップします。
・練習しない一流のプロスポーツ選手が存在しないように、読書をしない一流のビジネスパーソンもまた存在しないのです(P30)

・本は読めば読むほど、時間が生まれます。本を読まないから、時間がないのです。なぜなら、本を読まない人は、他人の経験や知恵から学ばないからです(P46)

・100項目すべてを抜き出して、1つも身につけないよりは、重要な一項目だけを抜き出して、それを実践するほうが、リターンを得られるのです(P111)

・ポイントを絞り込んだ後、その本のエッセンスを繰り返し何度も読むことに重点を置きます(P164)

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