成功哲学

非常識な成功法則

この本は、
「スバリ、成功原則が嫌いな人が成功するための実用書である。
凡人が、一戸建ての家を建て、スポーツカーに乗るまでの、最短距離である。
ナマケモノが、最短距離で這い上がるための、世界一簡単な方法である。
同じ毎日に息が詰まりそうなサラリーマンが独立し、非常識に豊かで、自由になるための本である」(引用)

成功するには…結果を出すには…気持ちだけでなく、やはりそれなりに成功するための方法を知る必要があります。

本書は、20年近く前に書かれておりますが、WEBや本屋でも未だに成功哲学のおすすめ本として紹介されています。

成功哲学書はメンタル要素がメインに書かれていることが多いですが、本書は、成功する上で必要な方法が端的に書かれているので、実践しやすいです。

成功する上で不可欠な部分として、私がなるほどと感じた部分を紹介します。

怒りのエネルギー
成功するためのパワーとして欠かせないもの、
それは、「怒りのエネルギー」です。
嫉妬や怒りは、非常に強いエネルギーで、これを良い面に活用すれば、大変強力なパワーとして、成功の手助けをしてくれます。

たとえば、目上の人や上の位の方に、馬鹿にされる、電話でガチャ切れされた、はなから軽蔑して相手にされないなど、こんなときこそ、今に見てろよといった気持ちで悪の感情を良い面へ行動に駆り立てるのです。
こういう場面で、ただシュンとなって心が病んでしまうのではなく、怒りのパワーを活用していくべきだと思います。
(ただし、本書でも書いてますが、ずっと怒りのエネルギーを出し続けるのは精神衛生上良くないので、必要な時にしっかり使うのが良いと思います)

自己催眠
数多くの成功哲学にも書いてることですが、成功に欠かせないもう一つのことが、「自己催眠」です。
これは、「自分は絶対できる」「夢が叶う」など、自分自身にそう思わせてセルフイメージを高める方法になります。
特に、眠る前と起床後が効果高いと言われています。
詳しいやり方は本書を読んでみると良いです。

音声学習
最後に成功体質になる上で効果的な方法が、音声学習です。
音声だと、乗り物での移動中や休憩中はもちろんですが、読書では難しい「運転中や徒歩」でも聴くことができるのが利点です。
ちょっとしたスキマ時間でも聴く習慣をつけていくと、知識が高まることに加え、行動力が高まっていくと説明しています。
ぼーっとしてて聴いてなかったとしても、潜在意識に無意識に刷り込まれているので、現状と比べて不思議と行動が変わっていきます。
現代では、成功者のセミナー音源やビジネス本のリスニング版もたくさん出ていますし、試しみる価値は大いにあるでしょう。

私が感じた事はこんなところですが、
成功法則として必要と感じる部分は人によって違うと思うので、本書を読んで自分がこれだと思う部分について、実践し成功マインドをつけていくと良いでしょう。

若いうちからビジネスなどで成功していきたいと考えてる方には、おすすめです。

以下、ためになった部分をピックアップします。
・嫉妬や怒りは、非常に強いエネルギー。そして、それはときによって、大衆すらも動かす(P31)

・やりたいことを明確にするためには「やりたくない」ことを明確にしなければならない(P44)

・簡単に言うと、脳は、あなたが質問すると、高精度なアンテナを張って、必要な情報を収集しはじめる(P64)

・完璧を目指さないこと。不完全、曖昧さを許容すること。
まず、重要なのは、世の中に完璧はないということである。会社も人生もすべて100%完璧ということはない。逆に100%完璧だったら、逆にどこかから影が噴出すると思って気をつけたほうがいい「P238)

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