「自分の人生は自分で生きるしかない。誰かに代わりに生きてもらうわけにはいかない」(引用)
本書は、タイトルのとおり、個人のブランド力を上げるための方法論について紹介しています。
業務が自動化・機械化されてきている昨今において、いまある仕事が将来残っている保証はありません。
私も仕事や副業、またこのようなブログを通じて発信しているのも、個人としてのブランド価値を見い出したいからであります。
本書を通じて、私が意識していることやっていること4点を紹介します。
「自分をブランドにする」
・自分がいまやっていることは、自分のブランド化になにか役立つか、常に自分に問いかける。
無駄と思ったことはすぐにやめるようにしています。
「一旦集中」
・とりあえずではあっても、ひとつのことが決まったら、自分の時間の75パーセントを、その一点に集中する。
まずは3ヶ月は続けます。
「極める」
・自分は人とどこが違うのか。その違うところにいったいどういう価値があるのか、考える。
この行いは、自分自身を知る上で大切です。時間を見つけて自分を客観視してみると、新たな気づきがあるかもしれません。
「達人を目指す」
・人間は一生勉強なのだと思い、達人になることを真剣に考えてみる。
たまには息抜きも大切ですが、どうせやるなら達人の領域まで踏み入れたいですね。
本書は、中身が非常に目立つ要素も多いので、平凡なサラリーマンでいたい方や最低限の収入でプライベートを充実させたいという方にはオススメではありません。
ただし、仕事で頭角を出していきたい方やプライベートでも周りから魅力的な存在として名を知られたい方には、たくさんのやるべきことが載っているので参考になるでしょう。
以下、ためになった部分をピックアップします。
・これから毎日自分にこう問いかけてみよう。
自分がいまやっていることは、自分のブランド化になにか役立つだろうか?答えがノーなら、時間の使い方を考え直した方がいい。P39
・自分の名前をブランドにして、何かの達人になる。どうすれば達人の域に達することができるのか。超一流の人に話を聞いてみよう。P57
・ブランドを目指すとき、なによりも避けなければならないのが精力の分散だ。P118
・最終目標は一点だ。これは苦しい作業になるが、苦しむだけの価値はある。一点に集中しなければ衆に抜きん出ることはできないし、それになにより、もてる力のすべてを振り絞って、ただひとつのことに打ち込むことほど、人生の愉悦はない。P119
・自分は人とどこが違うのか。その違うところに、いったいどういう価値があるのか。考えてみよう。はっきりと答えが出るまで。P132
・人間は一生勉強なのだと思い、達人になることを真剣に考えてみよう。P208