「幸せな金持ちなるためには、自分らしい人生を生きる必要がある」(引用)
本書は、自由に生きるため、ワクワクした仕事をするためのヒントについて書かれています。
マンガ化され、ベストセラーにもなりました。
勉強ができることと、お金を知っているということは比例しません。
また、いいキャリア=成功・幸せとも限りません。
一見華やかに思われ収入が高い職業でも、残業が多く猛烈に働き、時には不眠不休を続けているような生活は、幸せとは程遠いと言っています。
著者は、経営コンサルティング会社、会計事務所、ベンチャーキャピタル会社など複数の会社を経営し、数多くの本の執筆、ポッドキャストとしてインターネットラジオ配信など幅広く活動しているが、同時にセミリタイア生活も実現している本田健さんになります。
自由人と不自由人とでは、人生のルールが違います。
自由人と不自由人を大きく分けるなら、人や物を動かしてお金を儲ける人が自由人で、雇われたり、仕事を与えられて働く人を不自由人と表しています。
富を得て豊かな暮らしをするには、自由人になる必要があります。
そのためには、自分のための時間を確保できること。
会社生活は多くの時間を仕事に費やします。
時には猛烈に働き会社に尽くすこともあるでしょう。
一時的に会社に依存することはいいですが、魂まで預けてしまうのはとても危険であると伝えています。
本書では、時間に追われて不自由な生活ではなく、自分らしく自由な生活をするための考え方や方法について教えてくれます。
貴重な人生、ぜひ幸せと自由のバランスをもって自分が真に生きたいと思えるような生活を実現したいものです。
お金持ちの考え方、幸せについて学びたい方におすすめ1冊です。
以下、ためになった部分をピックアップします。
・幸せに成功したければ、自分らしい人生を生きることに集中して、お金のことや成功することを忘れるのが大切なんだよ(P24)
・自由人は、クリエイティブなアイデアが成功を約束してくれると知っているので、アイデア帳をもっている(P56)
・自分の好きなことを日常的に少しずつやることだ。小さい頃から自分が好きだったことを思い出して、それをやってみることだ。思わぬところから自分の人生のヒントを見つけるだろう(P60)
・大好きな方に巡り合う一番の方法は、いまやっていることが何であれ、それを愛することだ。目の前にあることを愛し、それに全力投球できれば、あとは、導かれるように次々におもしろい出会いやチャンスに出くわす(P68)
・「ふだん考えていること、感じていることは、紙に書いたほうがいい。紙に書くことで、しっかり焦点が定まるからね。多くの成功者は、みんな自分の思いや考え、感情やビジョンを紙に書いている。」(P83)
・貧乏人の口癖は、「ふだん頑張っているご褒美に買っちゃおう!!」。一方、金持ちの口癖は、「いまの私には必要ないな。またにしておこう」(P136)