文章には、
・やり方を教える文章
・意見や主張を伝える文章
・研究成果を伝える文章
・遊びやデートに誘う文章
・購入を勧誘する文章
などの種類があり、普段私たちの日常においてもこのような書く(表現する)機会は数多くあります。
特に、最近では一般人でもSNSでの投稿が増え、書くことは仕事でもプライベートでも多様性が増し、今後も書くスキルは重要といえるでしょう。
そうした中で、わかりやすく相手に伝わる文章を書ける人は、非常に有利であります。
・仕事をスムーズに進めることができる。
・あなたを信頼してより高いステージで仕事を任せてもらえる。
・あなたに興味を持ってもらえる。
など、生活のあらゆる場面で効果を発揮します。
「もしも、あなたが『分かりやすい文章』が書けないとしても、その理由は文才がないのではなく、ちょっとしたコツを知らないからだけなのです」(引用)
本書は以下の流れで、わかりやすい文章を作るテクニック(コツ)について紹介しています。
①構成
②レイアウト
③説得
④センテンス
⑤推敲
それぞれ私が勉強になったところを中心にポイントを説明します。
①構成
文章構成の鉄則は、まず要点を書いてそのあとに詳細を書くことです。
人間の脳は、詳細から先に来て概要が後になると、理解が難しい仕組みになっているため、必ず先に要点を書いて、全体像を把握させていく必要があります。
②レイアウト
見やすさ1つ違うだけで、印象が変わります。
そのため、レイアウトも侮ってはいけません。
みなさんも広告や説明書などでダラダラ長い文章で読む気が失せてしまうという経験があると思います。
このような場面も見せ方を変えることで解消できるのいえます。
具体的には、
・改行で見やすくすること
・グループ分けすること
→Aというカテゴリーの内容、Bというカテゴリーの内容とごちゃ混ぜにならないように、グループ分けすると整理しやすくする
・見出しをつける
ことを紹介しています。
③説得
説得力のある文章にするポイントは、以下4つになります。
・正確な論理で書く
例えば「AだからB」という文章の場合、「なぜAなのか?」という疑問を払拭させる根拠や裏づけが必要です。
・読み手の視点で書く
「自分には当然と思えること」に対して「どうして?」と素人の視点に立って自問自答し、根拠を考えることが大切です。
・自分の感情を押さえて書く
大げさな表現や失礼な表現など自分の感情が目立ってないかチェックします。
・比喩を使う
これは、書く経験が少ないうちは少し難しいと感じてますが、文章の中で、分かりやすい比喩を用いると、読み手の理解を深めるのに役立ちます。
④センテンス
ここでは、文章を短くまとめる(40文字以内)、並列を意識する、曖昧表現を避け具体的に書くことなどが紹介されています。
⑤推敲
私も分かりやすい文章を書くというスキルにおいて、まだまだ課題がありますので、より改善に向けて勉強していこうと思います。
文章の基礎を学びたい方、文章スキルを上げたい方は、ぜひ本書がおすすめです。