成功哲学

夢をかなえるぞう2

大ベストセラーとなった夢をかなえるゾウのシリーズ2作目!

シリーズものになると2作目以降クオリティが下がるものが見られますが、本書は全くそんなことはありませんでした。
今から約10年前に1作目を読みました。当時はドラマ化もされ脚光を浴びていた記憶があります。
本作品は、ストーリー形式で主人公の成功を神様であるガネーシャが支援していくものになりますが、2作目は、成功をするために必要なマインドセットがたくさん書かれており、読めば読むほど面白くどっぷりはまり、あっという間に読み終えました。

感想としては、面白いかつめっちゃ大切なこと!

ストーリー形式での成功哲学本は、日常を交えながら紹介してくれるので、イメージしやすいのが良い点です。

「人間は成長する生き物なんやで」

勉強や頑張ることを学生までで終わらせる人は多いのではないでしょうか。
あるいは、勉強や努力は若い時だけでもう充分と考えている人も多いのではないでしょうか。

世の中には、才能があって特に努力せずに何でもこなせる人がいます。
一方で、目一杯努力してもなかなか実らない人もいます。

ただし、目の前の事を一生懸命学んでいる限り、確実に成長しています。
人間というものは、日々成長するからこそ、環境に適応し、経験・喜びが得られ、いろんな夢を叶えられることができます。
(努力なしで成果が出る人は、どこか独りよがりであったり、天狗になっている部分が多い気がします)

学ぶ年齢に制限はありません。
学びをやめた時点で成長はストップします。

本書は34歳の売れない芸人がガネーシャと貧乏神の金無幸子、釈迦様と出会い、成功法則について実践し学び、成長していくプロセスが書かれています。
夢を諦めかけている人に勇気を与え、人生を楽しくしていくための考え方について指南してくれます。

個人的に実践してためになったところは、ガネーシャの教え「やりたいことをやる」と金無幸子の教え「自分が困っている時に困っている人を助ける」ですね。
みなさんも、本書を読んで実践したいところをぜひ見つけてください。

夢を叶えたい方に、ぜひオススメの一冊です。
読みやすいので、すぐ読み終えます。
シリーズ1作目補足した要素もあるので、1作目も読むとなお良いです。

最後にためになった部分をピックアップします。

「人間はみんな同じことで悩んでいる」(P64)

「最終的に成功する人間ちゅうのはな『自分には才能がない』ちゅう『不安』を持ってる人間なんや。そういう人が、人の意見に耳を傾けて、試行錯誤していくことで最初の頃には想像もでけへんかったような成長を遂げるんや」(P79)

「お金持ちになるか、貧乏のままでいるか、それは心が決めるんです。心が変わって、行動が変わって、その結果が世界に反映されます。」(P230)

「自分の知らへん場所は、思いもよらんかった色んな経験をさせてくれる。つまり、そこは自分が一番成長できる場所やねん。せやから、憧れる場所に飛び込んで、ぎょうさん経験して成長した人間が、自分にとって一番向いていることを見つけたときー自分にとっても、お客さんにとっても、最高の状態を生み出すことができんねんで」(P236)

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