成功哲学

変な人が書いた成功法則

当時、タイトルに惹きつけられて購入しました。
著者、斎藤一人さんは健康食品「銀座まるかん」の創業者で、全国長者番付で1位になるなど(それ以外も上位をキープ)大のお金持ちで、自己啓発本好きの方なら誰もが知っているほどの有名人になります。

内容は、ポジティブ要素が強いですが、一風変わった視点で成功法則を教えているのも本書の魅力になります。
例えば、魂の話しや波動の話などスピリチュアル感がありますが、とても説得力が感じられます。

成功している人は、このような考え方が自然に出来るのだなと感じました。

「私は成功したのです。それはなぜか。
私が世間様とはちょっと違う、世間から変わったと言われる考え方をしていたからでしょう。
成功に導くのは才能でも努力でも無いと思っています。成功するためには苦労する必要など無いのです。
困ったことが起きたとき、声に出して自分自身に問いただしてみるのです。
〝私は本当に困っているのか〟
そして、〝私は本当は困っていない〟と思えたとき、あなたは成功への道を一歩踏み出したことになるのです。」(引用)

嫌なことや辛いこと、苦しいことに遭遇すると、「なんで私ばかりがこんな目に」とつい悲観的に考えてしまうのが常ではないでしょうか。

「成功の方法を知りたい、上手い人の真似をする、幸せになりたい」など言う前に、内面の部分でまずは困ったことは起こらないと肝に銘じること。
困ったことが起こらないと考えたときに、現実は変わるということです。
このような考えは、成功している人だから出来ているものではなく、そのような考え方がもともと出来ていたから成功できたのです。

成功には方法論の前に、
幸せになるために、豊かになるために、成功するには「困ったことは起こらない」という考え方から始めるのが先です。

本書は成功へ導くための内面の考え方ついて教えてもらえます。

何か困ったことが起きたら、それはあなたを変えるきっかけだと考えてみてください。
そうすれば、今までと違った結果を引き起こすかもしれません。

本書の内容はどんな人でも実践することが出来きます。

以下、私がためになった部分をピックアップします。

「どうして私だけがこんなに苦しまなければならないのか」という考えは今から捨ててください。(P31)

波動を変えるには、まず「困ったことは起こらない」と思ってください。そうしたら、次は会う人、会う人に、「この人にすべてのよきことがなだれのごとく起きます」と念ずる癖をつけるのです。(P72)

与えられた役を一生懸命やるのです。子供や夫、妻、家族、周りに振り回されていると思うから、腹が立つのです。
その指示に従って、一生懸命やってさえいれば、神様があなたにもっといい舞台衣装をくれるのです。(P77〜78)

この世で人間が一番求めているもの、それが自己重要感です。
でも、人というものは、どうしてだか知らないけれど、他人の欠点ばかり目がいってしまう。他人の自己重要感を満たそうとしない。奪うことばかり考えるのです。(P112〜113)

人間が永久に喜び続けることができるものは、たった一つしかありません。それは、自分の限界を超えること、そして、そのための投資をすることです。(P138)

山には山のよさがあり、海には海のよさがある。その場、その場で、そこのよさを見つけられない人は幸せにはなれません。(P176)

大きな目標をたった一つ持つのです。そして、その目標を決して人に口外しないことです。(P202)

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