成功哲学

あなたは成功するようにできている

成功するには、
・ポジティブになる
・言葉を変える
・笑顔を絶やさない
・失敗を恐れず行動する
・目標を作る
・勉強をする
・習慣を変える

私がこれまで読んだ成功哲学本は大体このような内容が書かれていました。
ポジティブな性格は成功する上で欠かせない要素ですし、行動しなければ何も得ることはないでしょう。
(ある時幸運が舞い降りてきたなんてことはほぼないですね)
目標を作って、それに対して努力し続けることは、成果を出す上では不可欠な要素と思ってます。

でも、こうしたことが大切だと思っても、なかなか動けないのが正直なところでしょう。

頭では分かっても、気づければ自分の居心地の良い価値観に合わせ、気づけば無意識のうちに日々を過ごしていることが多いと思います。

そういう状況を変えるために必要なのが、
「自己イメージ」の改善になります。

それを本書では、
サイコ=サイバネティクス」と呼んでいます。
これは、自分自身で設定した目標達成に向けて、自動的に導いてくれる手法のことを指します。

人は、外見を変えても、行動を起こしても、いくら努力しても、内面の自己イメージを変えていかないと成功することは難しいということです。

たとえば、
・営業成績トップになるため日々努力しているけど、失敗経験が多いため内心ビクビクしている
・素敵な恋人が欲しいためいろんなアプローチをしているけど、ふられた経験が多いためほんとは傷つくのがこわい

など、本音ではネガティブな要素を持っていることも沢山あると思います。

そうしたネガティブ要素を取り除くために重要となるのが、
イメージトレーニング(自己イメージの改善)です。
大抵、自信のない劣等感は他者の比較から始まります。
・他者と比べてこういう失敗を自分はする
・他者と比べてこういうことができない
など、人はどうしても他者と比較しながら自分を評価する傾向があるようです。
そうではなく、自分自身が成長しているかに重きを置く必要があります。

自分がなりたいもの、手に入れたいものを鮮明に思い描き、イメージトレーニングをすることで、徐々に新しい自己イメージが出来上がるということです。
本書ではこうした自己イメージを変えるための方法が紹介されています。
少しでも他者との比較をやめて、自分自身の成長に焦点を合わせて、望む結果を手に入れていただきたいと思います。

成功哲学本を読んでもいまいち成果が出ない方や本気で何かを成し遂げたいと考えてる方に本書はおすすめです。

以下、タメになった部分をピックアップします。
・劣等感というのは事実や経験に起因するのではなく、事実に対して下した判断や経験に対する評価から生じるのである(P18)

・自己イメージというのは、達成できることやできないこと、難しいことや簡単なこと、さらには自分に対する他人の反応までも、コントロールしてしまう(P26)

・私たちが劣等感を抱き、挫折するのは、実力や知識が実際に劣っているという認識からではない。劣っていると感じるためなのだ。劣っていると感じてしまう理由は、ただひとつー自らの基準ではなく、誰かほかの人の基準に照らして自分を判断しているからである(P82)

・「些細なこと」にも、大胆に勇気をもって持って行動する練習をしよう(P136)

・自尊心をもつための最大の秘訣は、他人をもっと認めることだ。つまり、誰でも神の子なので、価値あるものとして尊重するのだ(P140)

・他人の思惑を気にしすぎたり、他人を喜ばせようと気を配りすぎたり、「事実であれ、思い過ごしであれ)他人の不満に敏感になりすぎたりすると、負のフィードバックが過剰に働いて抑圧が生まれ、失敗してしまう(P183)

・サーヴォ機構を上手に働かせるうえで単純な秘訣があるとすれば、それは「成功の感覚を呼び起こせ」というものだ。成功の感覚を覚え、自信がもてれば、実際に成功できる。その感覚が強ければ、失敗しようがないのである(P219)

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