2021年読んだおすすめ本 マーケティング

Z世代マーケティング【次世代のヒーロー】

 

本の概要

マーケティングMonthlyの5冊目、
そして年内ラストを飾る本は、
「Z世代マーケティング」

Z世代とは、

概ね1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた世代
【引用:Wikipedia】

 

本書では、Z世代を以下のように定義しています。

・1996年〜2012年生まれ
・幼いころからスマホ、Google、SNSを使う
・コロナ禍で学業や住職に影響を受けている
(引用)

などを上げています。

この世代は、今までの行動常識とは違い、
新しい価値観・スタイルを提供していく世代でもあります。

ここをマーケットで考えるか否かで、
ビジネスも変わっていくということです。

Z世代が特にすごいのは、
リアルの人脈だけでなく、
デジタルでのつながりが強い点です。

デジタルで信頼関係を築ける。
かつて想像できないネットワークが起こりえています。

そんな、Z世代における
どのようにモノを買うのか
効果的な宣伝、販売、クチコミは?
何を求めているか
どんな生活や人生を理想とするか
業界やビジネスの未来はどう変わるか?
こういった点を本書で学ぶことができます。

本書は、アメリカを背景に書かれてますが、日本でも今後十分当てはまることだと思います。

 

目次
第1部   Zたちが生きる世界
第2部   最強世代を顧客化する
第3部   Z世代の「働き方」
未来の章  Z世代と10の大変容
まとめの章 Zの時代は始まったばかり

 

著者

ジェイソン・ドーシー
・Z世代やミレニアル世代研究の専門家
・これまで200以上のキー局テレビ番組に出演
・メディアからは「リサーチの第一人者」と評される

デニス・ヴィラ
・センター・フォー・ジェネレーショナル・キナティクスCEO
・ウォール・ストリート・ジャーナルなど数多くのメディアに取り上げられる

 

本書を読んで得られる効果

・Z世代の趣向や行動が把握できる

・若手世代における伸びる分野が把握できる

・先取りして未来のビジネスを体感できる

 

ためになったポイント

モバイルファースト

幼いころからデジタルと密接に関わってきたZ世代。
私はミレニアル世代のため、幼い頃はまだまだデジタルは遠い世界でした。
でも、このZ世代は小さい頃から当たり前のように手に触れている世代です。

そこで、1番ふれる機会が多いのが、スマートフォン。

スマートフォンの使い方も興味深いです。
ゲームやチャット、SNSなどをはじめ、学習や買い物、取引などあらゆることすべてにおいてモバイルでのやりとりに慣れている世代です。

ただこれは、ほかの世代も同様で、昨今モバイルでできるサービスは、利用者数も増えるだろうと考えられます。

ブログやホームページを持っている人はスマホ仕様にするべきですし、基本スマホでできる機能はいち早く身につけた方が良いですね。
いかに、モバイルファーストを意識するか、
これまで以上に重要視するべきかと思います。

 

動画と体験

Z世代に響くツボが2つある。個人的なエンゲージメントを得るには動画が有効であることと、Z世代が新しい体験への興味を持っていることだ(引用)

 

例えばYouTubeを使って、
化粧品を使って効果がある体験を提供する
スポーツウェアで、友達と遊んだり、アウトドアを楽しんだり体験を重視させる

など、「動画✖️体験」を意識させることが、
Z世代へ意欲を引き立てる要因になるようです。

その理由として、
インターネットの使用目的1位は「娯楽」であることがあげられます。普段からYouTubeやTikTokなどの動画を楽しんでいるため、そこに楽しそう面白そうな体験がミックスすれば、興味も上がるということです。

動画はまだまだ慣れてないですが、徐々に導入していこうと思います。

 

リスクは低めにしてお得感を

Z世代の特徴として、
大不況を経験した親が多いこと
があげられます。

こういった家庭環境からZ世代は、
手軽でリスクの低い購買体験を好むようです。

そのため、Z世代を顧客にしていくためには、購入のしやすさ返品対応:サポートの充実さが重視されます。

今ではネットでワンクリック購入が主流化しつつあります。

こういった手軽さと、ネット比較により1番お得なモノを購入しようとする満足感、そして、万が一の返品保証というサービスが今後需要性が高いといえます。

商品購入は、Z世代に限らず、今やネットで調べることが当たり前になった昨今。1番お得な物を買おうとする消費者動向をキャッチすべきと感じます。

 

まとめ

以上、Z世代マーケティングのポイントをまとめると、

・モバイルファーストを意識する
・動画と体験を取り入れる
・リスクを低くしてお得感を出す

 

若者(Z世代)の消費行動、考え方など触れるうえで本書は勉強になります。

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