今回の未来予測本は、
みずほ総合研究所メンバーが毎年執筆されている、2021年の経済予測本になります。
新型コロナウィルスの影響をふまえた上で、今年の注目や留意点、今後の予測などが書かれています。
前半の経済や金融は、以前に読んだ「これからの日本の論点2021」でも紹介していた内容と近かったですが、
後半の制度・政策、ビジネス・社会分野においては、他にはない視点で書かれている部分もあり参考になりました。
私が勉強になったところを自分なりの予測を立てながら紹介します。
トラベルバブル
私も旅行について気になってました。
巣ごもり生活にならざるを得ない状況の中で、旅行から遠ざかっている人も多いと思います。
私は、年に数回旅行に出かけますが、昨年は全く行かなかったので、そろそろ出かけたいなと思っているこの頃です。
また、海外渡航規制により、街中にはすっかり外国人観光客の姿を見なくなりました。
こういう状況の中で、ワクチンが接種され、ある程度コロナが落ち着き以前の生活に戻り始めたら、旅行者が一気に高まるような気がしてます。
そうなると、価格高騰はもちろん、ホテルなどの宿も中々空室が無く、予約が難しい状況が発生するかもしれないので、旅行を考えるとしたら、かなり早めの計画で予約等していくことが必要になるかもしれないですね。
日本に求められるビジネス要素
IMD(国際経営開発研究所)が出した「2020年版世界競争力ランキング」では、
調査対象63国のうち、日本は34位で前回の30位から落ちているようです。
その中でも、「企業の効率性」や「起業家精神」といった項目が低いようです。
これらを克服するべく中期的な課題として、企業の中で強化されるべきスキル・分野になりそうですね。
そして、今後より生産性の追求は上がっていくと思われます。
私自身のすることとしては、
ブログ投稿をはじめ、自動化に向けたプログラムの開発や仕組み作りにより、生産性を上げる取り組みをしていこうと思います。
数年後には、単純作業は自動化になり、成果を出せるものが勝ち残る時代、
勤務年数が長い人より、短くても生産性や質を出せるものが高い給与をもらえる時代になりそうです。
今は、そのための転換期かもしれないですね。
そうなると、今からDXスキルに着目することやより自立したマインドで仕事に臨むことなど意識して取り組むべきだと思っています。
テレワーク
テレワークできる職種とできない職種の二極化が大きくなりそうです。
そして今後導入されるかどうかは、テレワークでの成果かがキーになるかなと。
おそらく今後テレワークにおける業界別の成果なども出てくると思いますので、調べていこうと思います。
テレワークの定着化によって、個人で求められるスキルも全然変わっていくので、今からちゃんとテレワーク流スキルも身に付けるよう準備していこうと思います。
あと、本書では「2020年春の緊急事態宣言が起きることはない」と予想していましたが、依然としてコロナ感染増により、1月再び緊急事態宣言が発動されました。
もしかすると、今はテレワークが全くできないという職種でも部分的なところだけテレワークが導入されるなど、どんどんテレワーク推進の動きが出てくるかもしれないです。
東京五輪延期問題
ここの議論は春先には決まるだろうとのことですが、正直先がわからないですね。
実施したとしても、客数制限や距離確保、応援は拍手のみなど予防対策は取られると思いますが、開催となった場合はメリット・デメリット両方考えられます。
コロナの感染状況ふくめてになりますが、感染拡大だけは抑えたいですね。
次世代流通
オフラインとオンラインの融合「OMO」が注目されています。
利用体験がないのでどんな良さがあるのか分かってませんが、オンラインで購入→オフラインで取引って流れだと、効率化としては良さそうです。
ただし、服屋や家具などはその場でいろいろと見て吟味しながら決めるという方が良いって人もいるので、使い方次第かなと思います。
身近で使えそうなサービスがあれば試してみようと思います。
さいごに
本書の中ではまだまだ聞き慣れない用語もあるので、馴染んでいくために引き続きニュース等でウォッチしていきます。
2021年の経済ニュースのヒントとして大いに活用できるので、本書はおすすめですよ。