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読んだきっかけ
心理学本マンスリー3冊目。
相手の心をつかみ、人を動かすための心理的原則について、興味がある内容でした。
どんな、世の中であっても、
人間関係を良好に保つことは必須のスキル。
そんな、相手の心をつかみ、動かせる技術を
身につけたいと思い、本書を読みました。
本の概要
簡単に言うと、
相手の心をつかんで、それを離さない法則について10個紹介されています。
これらを実践し、テクニックを身につけると、
人間関係もよくなり、
ビジネスでは成功し、
家族や恋人・友人との関係も
良好になるだろうと思います。
中身も簡潔にまとめられて、
読みやすいのも本書の特徴です。
心をつかむ法則2 貸しをつくる
心をつかむ法則3 出し惜しみをする
心をつかむ法則4 期待をかける
心をつかむ法則5 「みんなやっている」と思わせる
心をつかむ法則6 責任を感じてもらう
心をつかむ法則7 連想させる
心をつかむ法則8 感情と理性の両方に訴える
心をつかむ法則9 絆をつくる
心をつかむ法則10 関わってもらう
著者
・20年近くにわたり、成功者のマインドについて研究し、全米では好評なセミナーを実施
・他、「ひとをひきつけ、幸運を呼び込む方法を教えよう」など複数執筆
ためになったポイント
本書では、心をつかむ法則について
10個紹介されています。
著者自身もこの10個をすべて実施するのは
難しいと説明しています。
その中でも、
私がためになり
これは実践もしやすいだろうと
思われる内容3点紹介していきます。
ポイント① 無料で相手に与える
無料で相手に与えると、
得をする確率が高いです。
人は何かをしてもらったら、
お返しをしなければという返報性の心理が
働きやすくなるからです。
無料で与えるものとして、
たとえば、
・その人だけに特別に秘密を提供する
・慣れていないお仕事を手伝ってあげる
・ちょっとでも良い部分をたくさん褒めてあげる
・常に笑顔で振りまく
・結婚や出産祝いにお祝い品を贈る
など、大きいことから小さいことまで
自分が人へ無料で与えるものは
たくさんあると思います。
また、1つ注意しなければならないのは、
見返りを求めないこと。
相手へ早く貸しを返せという態度が分かってしまうと、せっかくの好意も台無しになってしまいます。
なので、まずは自分が相手に興味を待ち、
相手のためにという姿勢で
与えていくことが大切です。
これを繰り返していけば、
相手の心を開き、ファンを増やしていくこと
ができるでしょう。
無料で相手に与えていくことを心がけましょう。
ポイント② 感情と理性を使い分ける
相手の心をつかむためには、
感情と理性の両方を捉える必要があります。
それは、
人によって理性的な人、感情的な人とそれぞれ性格も違うため、伝え方にもバランスが必要とされるのです。
また、
感情と理性どちらが重要かについては、
理性は顕在意識への訴え、
感情は潜在意識への訴えであり、
多くは、感情の方が理性より
強いとのことです。
これは普段の生活でもあてはまります。
例えば、
超高層ビルの窓から外を見ると、
「実際は窓だし落ちることはない」(理性)
と分かっていても、
「落ちたらどうしよう。こわい」(感情)
という気持ちが強く出ると思います。
このように、人の心をつかむには、
感情を上手に組み込ませることが
重要な要素になります。
感情と理性の両方を使い分けることが大事ですね。
ポイント③ 相手を巻き込み行動を促す
人を動かすには、
巻き込むことが重要になります。
実感あると思いますが、
人は他人事の場合は、
自分から能動的に動こうとは思いません。
それが、自分事になるとスイッチが入り、
動き出します。
人を動かしたい場合、
相手に関わってもらうことが必要です。
そこで、
個人的に本書で紹介している中で
1番やりやすい方法としては、
質問をすることです。
質問をし、相手に自ら考えさせることで、
能動的に動かすきっかけになります。
特に相手が興味あること、相手が答えやすい質問をすることが入り込みやすく良いですね。
あまりにも強引すぎると
「悪い魂胆があるのではないか」と
見透かされる可能性がありますが、
本心で「相手の事を知りたい、動いてほしい」と思って行う質問は効果が高いと思います。
相手を巻き込んでいくことが、
相手を動かす一歩になりますね。
まとめ
以上、ためになったポイントは、
・感情と理性の両方を使い分ける
・相手を巻き込む
相手の心をつかむためには、
自分から働きかけることが大切です。
実践を繰り返して、
成果を実感することが必要ですね。
私も勉強になったところを
意識していきます。
・交渉をうまく進めたい
・部下を上手に動かしたい
・友達を増やしたい
・恋人とうまくいきたい
・子供を上手に育てたい
・人間関係をよくしたい
など、相手の心をつかみたい方は、
本書がおすすめです。