2021年読んだおすすめ本 心理・脳科学

元FBI捜査官が伝授!相手の心を支配する方法!

 

元FBI捜査官が教える「心を支配する」方法

読んだきっかけ

心理学本Monthly2冊目。
元FBI捜査官として、20年「行動分析プログラム」に携わってきた著者の心理技術を普段の生活の中でも活かしてみたいと思い、本書を読みました。

人に好かれ、
相手の心を意のままに動かす能力。
そんな能力は、誰もが欲しいと思います。

世の中、人と人で成り立つもので、
人間関係がうまくいくことに
越したことないですね〜

 

本の概要

相手の心を支配するとは、
もっと言うと、
人を思い通りに動かし、
相手の信頼関係を築くことである。

結論、
人から信頼されるということに尽き、
その活用は、
・部下を動かすこと
・お客様にイエスと言わせること
・異性をデートに誘うことなど
すべてに共通するということです。

そのためには、
コミュニケーションスキルが鍵を握ります。

本書は相手の心を支配することにおける
コミュニケーションの上手な方法に
ついて書かれています。
内容も最新の科学的根拠に基づくもので
信憑差が高いものです。

本書を学んで実践すれば、
日常生活において
活用することができるでしょう。

 

目次
第1章 〈人に好かれる公式〉のつくり方
第2章 ひと言も話さずに、相手を見抜く
第3章 瞬時に心をつかむ「情報コントロール術」
第4章 人を引きつける「魅力」の法則
第5章 相手を「思い通りに動かす」言葉の使い方
第6章 信頼関係を築く四つの秘訣
第7章 ネット社会の賢い泳ぎ方

 

 

著者

・元FBI特別捜査官

・スパイ防止活動とテロ対策の捜査官を15年

・行動分析プログラムの行動分析官を7年の経歴

・心理学者、大学教授、諜報コンサルタント

 

ためになったポイント

ポイント①人に好かれる公式とは?

それは、

「近接+頻度+持続時間+強度=人物の好感度」(引用)

です。

 

近接相手との距離感。
パーソナルスペースという言葉の通り、
人は見ず知らずの他人やあまり親しくない人には距離を置こうとしますね。
少しでも解消させるためには、
自分がその人にとって害ではないという雰囲気や態度を示す必要があります。

 

頻度相手との接触回数
持続時間相手との一緒に過ごす時間
初対面の人には誰だって
それなりの警戒心がありますね。
接触する回数や一緒にいる時間が増えれば増えるほど、親近感を抱きやすくなります。
たとえば、
職場の同僚、家族・恋人、昔からの親友は、好きになりやすいし、お互いに調和が保たれるはずです。
初対面では打ち解けられる可能性が低いので、何度も接触回数を増やすこと、一度にいる時間が長いことが相手から好かれる上では重要です。

 

強度しぐさや態度で相手の望みを叶えること
相手が求めていることや興味のある話、
共感できる話題など、
少しでも相手の好奇心を掻き立てるような
行動が必要になります。
たとえば、
相手が鼻をかみたかったら、テッシュを差し上げる
飲み物を飲みたそうなら、注文を聞いてみる
といった、行動になりますかね。

 

この4つを押さえれば、
人に好かれる要素が出来上がります。

加えて、「近接・頻度・持続時間」については、必ずしも対面でなくても、メールやチャット、SNSなどのオンラインでも補うことができるということです。

 

ポイント②モテる人の特徴とは?

モテるために必要な要素として、
ほとんどは、
好意シグナルで決まるということです。

重要なシグナルは以下の3つになります。

・眉をさっと上げる
・頭を傾ける
・本物の笑みを浮かべる
※より詳細は本書へどうぞ〜

 

周りにもいませんか。
驚くほどモテる人や人気者である人。
そういう人を観察してみるとよいですね。

 

ポイント③相手を気持ちよくさせるには?

結論、
相手に全神経を集中させ、
相手の立場になって考える
ことです。

人は少なからず自分中心でものを見ようと考えます。そのため、自分のことを中心に考えてくれる人には、気分が良くなり、好感度も上がるということです。

たとえば、
飲み会の席でも

・自分の身の上話や自慢話ばかりしているAさん
・自分の立場で考えてくれて、共感や共通の話題を振り出すBさん

 

どちらが、
一緒にいて楽しいかは一目瞭然ですよね。

会話の主は常に相手であり続けることが鉄則で、それがうまくできる人は相手を気持ち良くさせてあげるのが上手い人でもあります。

 

ポイント④一気に仲を深める方法

人は、「認知的不協和」を避けたいという欲求があります。
これは、できる限り自分と似た境遇の人と一緒にいたいというものです。

たとえば、
「年収500万円、ごく普通の生活の人」が
「年収2000万円、モデル、大富豪の家系」
である人とはなかなか調和しにくいことはお分かりだと思います。

人は、自分と同じ価値観を持った人と一緒になることで、自尊心が高まり、親近感も高まっていくとのことです。

これらをふまえて、
仲を深めるために大事なことは、

共通点を探すこと
出身地、兄弟、好きな食べ物、趣味、休みの使い方など
一緒に共感すること(特に恐怖体験)
ホラー映画を観て恐怖を共感、連日残業続きで大変さを共感 など

 

仲良くなりたい人がいたら、共通点と共感する部分を意識すると、親近感が増し仲良くなる可能性が高いということです。

たしかに、心に強く残ることを一緒に体感すると、強い仲間意識って芽生えますよね〜

 

まとめ

以上、ためになったポイントは、

人に好かれる公式を覚えておく
「近接+頻度+持続時間+強度=人物の好感度」
好意シグナルを極める
相手の立場で考える
仲良くなりたい人には共通点や共感する部分を意識する

 

一見当たり前なところもありますが、
振り返ってみると見落としがちなところもあるので、意識していこうと思います。

心理学は奥が深いです。
この本に書かれていること一気にすべてを実践するのは難しいですが、
本書を読んで1つでも参考になるところを活用していくと良いです。

人間関係を良好にしたい方、人を動かす立場にある方、人気者になりたい方などは
読んでみることをおすすめします。

 

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