2022年読んだおすすめ本 コミュニケーション・人間関係

心をつかむ話し方【相手に響かせる力を身につける】

 

 

 

 

本の概要

「話し方・プレゼン」の4冊目は、
心をつかむ話し方。

 

同じ内容を伝えてるのに、
Aさんの話しは共感する
Bさんの話しはつまらない

こういうことってよくありますよね。

 

相手の心をつかむ話し方のポイントとして、
本書では、大きく分けて
「刺さる言葉」
「ストーリーの型」

この2つが大事な要素であると伝えています。

 

長々と話していては、
相手は疲れるだけで心には響きません。

 

自分目線ばかりで話しても、
相手には何ら共感されないでしょう。

 

著者はリクルートでの営業を通じて、
1万人以上のビジネスパーソンにインタビューをした経験があります。

 

その経験をもとに、
実践を行い、身につけた、
「心をつかむ話し方」について、
紹介されています。

 

話しをする上では、
相手から共感、感銘を受けることに
越したことがないですね。

 

ぜひ、話し方について学んでいきましょう。

 

 

著者

・リクルートに入社し、サンダーバード国際経営大学院でMBA取得

・オーダーメイド型企業研修を実施するエマメイコーポレーション代表取締役

・他、「30代を後悔しない50のリスト」、「できる40代は『これ』しかやらない」、「リクルート式」など、複数執筆

 

 

本書を読んで得られる効果

相手の心をつかむ話し方のポイントが理解できる

見落としがちな話し方のポイントが分かる

本書のメソッドを覚えれば実践したくなる

 

 

ためになったポイント

私が読んで学びになった、
「特にこれは使える」と感じたポイントを紹介します。

 

コミュニケーションの様式を使い分ける

「これやってほしい」
「これできる?」
では、相手の受け取るイメージも
全然変わりますね。

 

相手の心をつかむには、
どのような状況で、どのようなコミュニケーション様式で話すかまで意識すると、伝わり方も一気に変わります。

 

コミュニケーション様式は本書で10個に分けております。

 

・指示⇒要望、理解
・命令⇒服従、権力
・説明⇒説明
・共感⇒共感、共感される喜び
・質問⇒問題提起
・期待⇒期待、期待される喜び
・激励⇒勇気づけ、奮起
・指摘⇒問題提起、反省、検討
・示唆⇒喚起、触発、想起
・叱責⇒行動変容
(引用)

 

これらを相手によって使い分けるのが、
相手の心をつかみ響かせるコツになります。

 

相手が行動することに不安や緊張がある状態で、
上からの指示なのでやってくれ
この部分弱いから意識してやって
など、

「命令」や「指摘」を入れても、相手はさらに不安を募る一方ですよね。

 

こういった場合は、
一歩成長することを期待してるよ
最初は大変だよね。でも乗り越えたらきっとやってよかったと思うので、頑張ってほしい
など、

「期待」や「激励」にすると、相手への印象も変わってくるでしょう。

 

このように、相手の状況を捉えて、
コミュニケーション様式を使い分ける

相手の心が掴みやすくなるということです。

 

固有名詞を使う

以下のうち、どちらがイメージしやすいですか。

A「社会人です
B「WEB求人広告の営業をしています

 

同じ人でも、Bの方が相手に強い印象を持ちますね。

そのためには、
会話の中で抽象的な表現は、
固有名詞に変えていく必要があります。

 

昨日はありがとね
ではなく、
昨日の会議室準備をしてくれてありがとね
と普段から固有名詞を使うことで、
自分に対して相手は強く印象残るということです。

 

※もちろん、親しい間柄ですと使わなくても分かるという場合があります。
知り合って浅い方、さほど深い間柄とまでは言えない方とは、ちゃんと固有名詞を使って明確に伝えたほうが信頼を得やすいと思いますね。

 

「セリフ」と「細部」を意識する

刺さる言葉を使うことに加えて、
話しの型を作るのも重要です。

 

本書では、ストーリーテリングという
物語を語るように話すことが大切であると伝えています。

 

そこで、話す内容で意識するところが、
「セリフ」「細部」を意識することです。

 

たとえば、大事な商談前に遅刻しかけたエピソードを話す場合、
A:怒られると焦り困惑しました
B:「やばい、絶対怒られるぞ。どうしよう〜」という気持ちになり困惑しました

セリフを伝えた方が臨場感が伝わり、
相手も感情移入がしやすくなりますね。

 

また、
B 2:「やばい、絶対怒られるどうしよう」という気持ちになり困惑しました。しかし、いつも5分前には必ずくる部長からの着信も来ませんでした。私が1時間勘違いしてたことに気づきました。

 

少しオチも入れてみましたが、
「いつも5分前には必ずくる」
という細かい日常の状況も加えてみると、
より鮮明になり相手にも入り込みやすいか
と思います。

 

ここまでいくには、
意識して何度も実践してみないと身につきませんが、相手へ印象を強く持つには大事な要素であると思います。

 

「セリフ」と「細部」まで意識して会話の型を作りましょう。

 

まとめ

以上、「特にこれは使える」と感じたポイントをまとめると、

 

・コミュニケーションの様式を使い分ける
・固有名詞を使う
・会話の中で「セリフ」と「細部」を意識する

 

になります。

 

本書で話し方のスキルを学んで、
相手の心をつかむようにしていきましょう。

 

相手の心をつかめば、ビジネスでも恋愛でも友人関係においても役に立つこと間違いなしですね。

 

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