2022年読んだおすすめ本 プレゼンテーション

ひと目で伝わるプレゼン資料【魅せる資料の作り方】

 

 

 

本の概要

「話し方・プレゼン」の3冊目は、
プレゼン資料になります。

 

資料の作り方はさまざまありますが、
本書は、プレゼンにおいて魅せる資料
の作り方について紹介しています。

 

プレゼン資料で重要なことは、
なんといっても
分かりやすさです。

 

 

 

 

文字がダラダラと書いてあったり
図形や絵に統一感がなかったり
ポイントがいまいちつかめなかったり
いくら上手に説明が出来ても、
分かりづらいという刻印
押されてしまいます。

 

あなたも、

・大人数の説明会で資料の文字が小さくて見る気が失せる
・商品提案の説明で、絵や図がごちゃごちゃして見づらい

 

こんなことはありませんでしたか。

 

そのため、自己満足なプレゼン資料作成は、
即刻やめるべきです。

 

本書では、
レイアウトから表、グラフ、文字、図など
魅せる資料におけるポイントが
詳細に網羅されています。

 

相手に伝わる資料を目指し、
魅せる資料を作っていきましょう。

 

 

著者

日比海里さん
・株式会社トリッジ設立

・デザイン、ビジネス資料作成の講師兼アドバイザー

・ストアカではユーザー平均満足度95%以上

 

目次
Chapter 1 伝わるプレゼンのセオリー
Chapter 2 伝わる作り方のセオリー
Chapter 3 伝わるレイアウトのセオリー
Chapter 4 伝わる文字のセオリー
Chapter 5 伝わるカラーのセオリー
Chapter 6 伝わる図解と図形のセオリー
Chapter 7 伝わる画像のセオリー
Chapter 8 伝わるグラフと表のセオリー
Chapter 9 伝わるアニメーションのセオリー
Chapter10 伝わるプレゼン資料作成のためのPowerPoint設定

 

 

 

本書を読んで得られる効果

・プレゼン資料の見栄えを格段にアップ出来る

・自分の弱点部分を強みに変えることが出来る

・PowerPointのショートカット技も載っており一石二鳥

 

 

ためになったポイント

本書で参考になった部分は多々ありますが、特にこれは良いと思うポイントを3つ紹介します。

 

目次は「背景・主張・理由・具体例」で考える

目次で全体構成を考えていく場合、

以下4つを盛り込んで考えていきます。

 

背景 →どんな事情か
主張 →何を伝えたいか
理由 →なぜそう考えるか
具体例→考えに至る過程でこんなことがあった
(一部引用)

 

これらを盛り込む必要があるのは、
相手に納得を強めるためであります。

 

たとえば、

・背景がなければ、そもそもの前提が分からず困惑する
・主張がなければ、何が言いたいのか分からない
・理由がなければ、やる意義や目的が見出せず動く気になれない
・具体例がなければ、イメージがつかない

 

など、1つでも欠けると、
相手への納得感がだいぶ下がってしまいます。

 

これは、もともと「PFEP法」を
ベースに著者がアレンジしたようです。

目次を作成する上では、
この内容はどれとどれが含まれているか
含まれてない場合、どこに盛り込むか
など、4つを意識して目次を作ると説得力
のあるストーリーができると思います。

 

 

文字にこだわる

文字にこだわると見栄えが変わります。

1点目としてよくありがちなのが、
タイトルや見出しを大きく目立たせること。

 

ただし、
この部分は小さめの方が得です。

 

 

なぜなら、文面で1番伝えたいところを
目立たせた方が読む側は頭に
入りやすい
からです。

 

タイトルや見出しは
あくまでテーマであって、
1番知ってほしいところは
文面のメッセージ。

 

 

文面の方を強調させることで、
読み手側にも中身を把握して
もらいやすくなります。

 

タイトル・見出しは大きすぎず、
小さめを意識しましょう。

私もタイトル・見出しは、
大きく作ることが多かったので、
今後は小さめに作ることを意識します。

 

 

そして、
もう1つ意識するべきポイントは、
数字や単位のギャップです。

 

たとえば、
売上が300万上がったことを
アピールしたい時

A:300万UP!

B:300万UP!

 

Bの方が、
ギャップが伝わり上がっている
というイメージが高まりますね。

 

文字1つとっても、
ちょっとした工夫でイメージも
様変わりすると実感します。

 

 

色にこだわる

色使いも相手からの印象を与える上で
大きな効果をもたらします。

 

色選びのおすすめは、
「色相関を参考にする」です。

 

 

 

 

色相関の反対側は、補色関係にあり、
より目立たせる効果を持つようです。

 

たとえば、
赤の相関は青です。

資料作りでは、赤と青を使うと
それぞれが強調されて
目立つことができますよね。

 

このように、
色相関を意識しながら使っていくと、
相手が受けるインパクトも変わってきます。

また、色にはそれぞれイメージがあります。
個人差はあるものの、
たいていは共通して使われています。

 

たとえば、
売上が拡大し黒字になっていることを
伝えたい場合、「赤」にすると
イメージがつきずらいですよね。

 

どちらかというと、
赤は赤字などマイナスの時に使う
イメージがあるので、
「青」の方が妥当だと思います。

 

このように、
伝えたいメッセージによって、
それに即した色を活用していく
と、
よりイメージがしやすくなると思います。

 

色相関や色のイメージなど詳細は本書に
載っているので参考になります。

 

 

まとめ

以上、私がためになったポイント3つは、

 

・目次は「背景・主張・理由・具体例」で考える
・大きさやギャップなど文字にこだわる
・色の組み合わせや使い方にこだわる

 

 

他にも勉強になるところたくさんあります。
すぐに活用できるところも多いので、
本書を学んで魅せる資料を
目指していきましょう。

 

資料デザインスキルを上げ、魅せる資料を作るには、おすすめの書です。

 

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